オパール(蛋白石) Opal |
名前(和名) | オパール(蛋白石) |
名前(英名) | Opal |
分類 | ケイ酸鉱物 |
化学組成 | SiO2・n(H2O) |
結晶系 | 非晶質 |
硬度 | 5〜6 |
比重 | 1.9〜2.2 |
色 | 無色・白・黄・褐・赤・緑・青 |
外観 | ガラス光沢〜樹脂状光沢を示す塊状。貝殻状の割れ目面。 |
劈開 | 無し |
条痕 | 白 |
オパール(蛋白石)は、水(H2O)を含む珪酸(SiO2)鉱物です。水を含有量は、温度・圧力・水の量などの生成環境により異なります。オパールは、結晶構造が無く非晶質の鉱物ですが、SiO2球状体と呼ばれる微細な珪酸の集合体が、ランダムに沢山存在しています。SiO2球状体の大きさは一定でなく、集合しても規則的に配列することは有りません。このような、構造が光の回折現象を起こし、虹色の遊色を作るとされています。 オパールは、珪酸分に富む地下水が岩石の割れ目などに進入して岩石との相互作用により生成します。 世界各地で産出し、オーストラリアとメキシコが世界二大産地として知られています。メキシコのオパールは火成岩に珪酸に富む熱水が作用して生成したものです。オーストラリアのオパールは、砂岩層に珪酸に富む地下水が作用して生成したもので、オパール化した化石も発見されます。日本では、福島県宝坂が産出地として有名です。 ガラスのように透明で水滴のような産状を呈するオパールを玉滴石(Hyalite)と呼びます。ボルダーオパールは、母岩中に網目状の脈となっているオパールです。赤色を呈し、強い遊色が燃える炎のように見えるオパールは、ファイアーオパールと呼ばれます。カンテラオパールは、周辺の母岩を残してカットして研磨したオパールの呼び名です。 |
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