蛍 光 鉱 物 Fluorescent Mineral |
蛍光とは、ある物質が電磁波(可視光線、紫外線、X線、α線など)によるエネルギーの照射を受けた場合に、そのエネルギーに対して特定波長の電磁波を放射し発光する現象です。放射する電磁波の波長は、入射光の波長と等しくなく、多くの場合入射光より長い波長の電磁波となります。 エネルギーの照射を受けている時にのみ発光する現象を蛍光と呼び、エネルギー照射を停止した後も発光が続く現象を燐光と呼び区別する場合もあります。 鉱物の場合、紫外線ライトを用いて鉱物の蛍光現象を観察することが出来ます。 紫外線のうち周波数が400-360(nm)帯の紫外線を長波紫外線、300-200(nm)帯の紫外線を短波紫外線と呼びます。ミネライトと呼ばれ鉱脈探査に使用される紫外線ライトは、長波及び短波紫外線を照射することが可能です。ブラックライトとして一般に販売されてる紫外線ライトは、長波紫外線の波長域をカバーするものが普通です。 短波紫外線の方がより多くの蛍光現象を明瞭に確認出来ますが、長波紫外線でも蛍光現象を観察する出来ます。 ここでは、長波紫外線により蛍光する鉱物を主に紹介します。 撮影に使用した紫外線ライトは、日本アドバンテージ株式会社製LEDブラックライト(106BLK14)です。長波紫外線を発光するLEDライトです。撮影時は暗室状態にして、鉱物に紫外線を照射し、F8程度まで絞り込み、数秒〜1/2秒の露出時間で撮影しています。 写真上にマウスカーソルを移動すると蛍光状態の写真が表示され、右クリックで詳細ページが開きます。 注意:紫外線ライトの光を、直接目に当てることは絶対にしないで下さい。 |
|
|
|
|
|